
クレンケ弦楽四重奏団
Klenke String Quartet
アンネグレート・クレンケ(第1ヴァイオリン)Annegret Klenke, violin
ベアーテ・ハルトマン(第2ヴァイオリン) Beate Hartmann, violin
イヴォンヌ・ウーレマン(ヴィオラ)Yvonne Uhlemann, viola
ルート・カルテンホイザー(チェロ)Ruth Kaltenhäuser, cello
1991年に結成。2021-2022シーズン、結成時から変わらないメンバーで30周年を迎えた。ドイツの最も重要な四重奏団として国際的な地位を確立し、「ヨーロッパにおいて最も素晴らしいアンサンブルのひとつ」(ゲヴァントハウス誌)など高い評価を受けている。
メンバー全員がフランツ・リスト・ヴァイマール音楽大学を卒業。ノルベルト・ブレイニン(アマデウス弦楽四重奏団)、ウルリッヒ・ベーツ(アベッグ・トリオ)、ヘラルド・シェーネヴェーク(ケルビーニ四重奏団)、シャーンドル・デヴィッチ(バルトーク弦楽四重奏団)に師事。
数々のCDは国際的に高い評価を受けており、MIDEMクラシカルアワードなど受賞。ハイドン「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」(2008年)、チャイコフスキー弦楽四重奏曲全曲(2010年)、シューベルトの弦楽四重奏曲(2015年)をはじめ、とりわけモーツァルト作品に力を注いでおり、モーツァルトの弦楽四重奏曲10曲を2004年から2010年にかけてリリースした。近年では、ヘラルド・シェーネヴェーク(ヴィオラ)を迎えてのモーツァルトの弦楽五重奏曲全曲、2021年シュテフェン・カッテ(ホルン)とニコラ・ユルゲンセン(クラリネット)を迎え、モーツァルトのホルン五重奏曲、クラリネット五重奏曲をリリース。
マルティン・シュタットフェルト、マティアス・キルシュネライト、アウリン弦楽四重奏団、フォーグラー弦楽四重奏団などとたびたび共演。ワイマールにおける「Auftakt」コンサートシリーズではドイツの俳優アクセル・ミルベルクとのコラボレーションなど、多彩な活躍を続けている。
イラン、日本、オーストリア、イタリア、スロヴェニア、オランダなど各地で演奏を行い、またドイツの主要室内楽祭にも多く出演。現代音楽にも積極的に取り組み、2023年ドイツにてデトレフ・グラナートの弦楽四重奏曲第3番を初演。
子どもやファミリー向けプログラムにも力を注ぎ、トーンハレ・デュッセルドルフ、ケルン・フィルハーモニーホール、フィルハーモニー・ルクセンブルク、ウィーン・コンツェルトハウスなどで公演を行っている。