笹沼 樹

チェロ

Tatsuki Sasanuma, cello

今、最も多くの期待を集めているチェリストである。日本音楽コンクール、東京音楽コンクール、全日本学生音楽コンクールほか、国内外のコンクールで優勝、入賞後、ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位入賞及び特別賞を受賞。ニューヨークヤングコンサートアーティストオーディションでは日本の弦楽四重奏団として東京クァルテット以来50年ぶりの第1位を受賞した。これまでに新日本フィルハーモニー交響楽団、プラハ国民劇場オーケストラ、東京交響楽団、東京都交響楽団をはじめとするオーケストラと共演。今年の6月、7月にはダニエル・ライスキン指揮スロヴァキアフィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会、日本ツアーにソリストとして登場した。2022年にはバッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を福岡、東京で開催し、話題を呼んだ。

室内楽奏者としてはアルゲリッチ、ヴィルサラーゼ、上田晴子、ダン・タイ・ソン、ヴェンゲーロフ、ギトリス、マイスキー、メイエ、ヴィトマン、エルサレム弦楽四重奏団をはじめとしたアーティストと国内外で共演を重ねるほか、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、カルテット・アマービレ、Trio Rizzleのメンバーでもある。NHK交響楽団アカデミー修了。 東京交響楽団客演首席奏者。

学習院文化活動賞を受賞し、同校でのリサイタルは上皇、上皇后両陛下をお迎えした天覧公演となった。霧島国際音楽祭賞並びに音楽監督賞、第22回ホテルオークラ音楽賞、第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞など受賞多数。桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業。桐朋学園ソリスト・ディプロマ・コース修了、並びに学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科卒業。桐朋学園大学音楽学部大学院修了。現在パリエコールノルマル音楽院第3過程に特待生として在籍中。ヴァーツラフ・アダミーラ、古川展生、堤剛、アンリ・ドゥマルケット各氏に師事。室内楽を磯村和英、大山平一郎、山崎伸子、エルサレム弦楽四重奏団らに師事。日本コロムビアよりデビューアルバム『親愛の言葉』をリリース、レコード藝術特選盤に選出される。

使用楽器は1771年製C.F.Landorfi(宗次コレクション)。

Photo ©Taira Tairadate

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